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JUN OKAMOTO16awストーリー「TIME」

 
皆さんに楽しんでいただいているSALE真っ只中ですが、、

各ブランドの立ち上がりの時期がそろそろ・・♡

 
JUN OKAMOTOは毎回物語をもとにお洋服が作られていくのですが、

今回のストーリーからどんなお洋服が出来上がったのか、膨らませてみてください♪♪

 
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“ TIME ”

「舞踏会に着ていく服が欲しいの。」

彼女は目を輝かせながら彼を見上げた。

そう言われて、彼は彼女の部屋の中を見渡した。

 
部屋の中にはミニチュアで出来た家が置かれ、その中の小さなクローゼットの中には小さな生成りで出来たドレスがきれいに並べられていた。

 
「君が作ったの?」

彼はそう言って小さなクローゼットの扉を開いた。

 
彼女はうなずき-----

 
「君が作ったの?」

彼はそう言って小さなクローゼットの扉を開いた。

壊れた柱時計の針は、さっきから前に進んだり後ろに戻ったりしていた。

彼女はうなずき、

「そう、けれどここにはボロ切れしかなくて…。」

そう言って恥ずかしそうに下を向いた。。。

 
彼はニコリと微笑むと、ミニチュアのクローゼットの扉を閉めた。

 
「さぁ、どんなドレスが欲しいか想像してごらん?」

 
彼女はコクリとうなずき目を閉じて、

頭の中で色の無いボロ布で出来たドレスに色を付けはじめた。

 
彼女は長い間目を閉じて黙ったままだった。

彼も彼女の邪魔しないでおこうと黙っていたが、

我慢出来なくなり彼女の思考の中を覗き見した。

 
彼が覗き込んだ彼女の思考の中には、

春に咲くチューリップみたいなピンク色のドレスや、

春の熊が大好物の蜂蜜みたいなイエローゴールドの生地で出来たドレスは全く無く、

あるのはシックに輝くダークトーンのドレスばかりだった。

 
すると突然、彼女が目を開けた。

彼は不意をつかれ、あやうく彼女の思考の中に閉じ込められるところだったが、

間一髪で戻ってくることが出来た。

 
「あのね、黒やネイビーの光沢のある生地でコレとコレは作って欲しいの、

それにコレとコレば、つるんとしたカーテンのような生地で、

あ、そう言えば、この間そこの柱時計を壊してしまったから、それも直すこと出来る?

あと、出来たらこのくるみ割り人形も・・・。」

 
彼は頭の中で少し考えて、改めて聞いてみた。

 
「ねぇ、もっとかわいらしい色、、、、

例えば、そこにあるマーガレットみたいなオレンジ色のドレスとか、そうだね、

ほら、チューリップのような、、、」

 
「色の事はよく分からないの。」

彼女はそう言って、困惑したような顔で彼を見上げた。

彼はハッとして、彼女の目を覗き込んだ。(彼女の目の奥には色が写っていなかった。)

 
「コホン、それでは君の願いを叶えてあげるよ。」

 
彼がそう言って指を鳴らすと、彼女はどんどん小さくなていき、

気がついたらミニチュアのクローゼットの前に立っていた。

 
彼女はハッとして、クローゼットを開けてみた。

自分で作ったはずのミニチュアのドレスは、彼女にぴったりのサイズになっていた。

 
「それと、」

そう彼は言って、もう一度指を鳴らした。

 
するとさっきまで色のついていなかったドレスが、彼女がいつも思い描いていたような

夜明け前の空の色や、鮮やかな黒に染まり、

彼女の思い描いていた通りのシックなドレスになっていた。

 
そして彼がもう一度指を鳴らすと、さっき直してもらうように頼んだ、

時計のパーツやくるみ割り人形も同じ様に、ドレスの柄として浮かび上がってきた。

 
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「あ、間違えた、、」

彼は小さな声でそう言って微笑んだ。

 
けれど彼女は気に入ったのか、彼に微笑み返した。

 
「どれでは最後に!」

そう言って彼がもう一度指を鳴らした。

 
すると顎のラインで真っ直ぐに切り揃えられていた彼女の髪は、

両肩の下まで緩やかにカーブしながら伸びだし、それに合わせる様に身長も伸びだした。

 
気がつくと、鏡の前にはドレスと共に少女から大人へと変化した彼女の姿があった。

 
「さぁ、舞踏会に出かけましょう。」

 
そう言った彼はさっきまでの白髪の人形ではなく、

立派な王冠をかぶった王子さまになっていた。

 


 
 
「ごめん、待った?」

「いや、対して。」

 
「まだ読んでたの、その本?」

「うん、まぁ。」

 
そこからは一気に彼女が話し始めた。

昨日起こったことからはじまり、今朝の朝食の様子を克明に伝えたかと思うと、

2週間前の美容院での出来事の話しになったりと、

少し壊れた時計みたいに時間軸を飛び越え話し続けた。

それはほんとに素晴らしいくらいの出来栄えで、

(映画を見ている間の2時間を除いて)彼女は話し続けた。

そして僕はそれを飽きもせずに聞き続け、うなづき続けた。

 
「ふぅ、おいしかった。あ、そう言えばあなたは今日何があった?」

食べる間も話し続けた彼女はようやく話しをとめた。

 
僕はそれについて少し考え、

「君はおかしなニット着ているね。」

白い紙のくるみ割り人形の描かれているニットを見ながらそう言った。

 
「それって、褒めてるの?」

「もちろん。」

 
そう言って僕は笑い、彼女はさらに笑って僕の腕を取った。

 
「だって今日はクリスマスでしょ。」

 
この街で一番大きな柱時計が0時の鐘を鳴らした。

 
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JUN OKAMOTO秋冬の新作お披露目の時期が間近に・・

それと同時に素敵なイベントを開催いたします☆彡

 
詳細は後日公開いたします・・!お楽しみに^^♡

 
yakushi

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